キャラクター紹介

キョン  声 - 杉田智和

キョン,SOS団、涼宮ハルヒの憂鬱

主人公。県立北高校1年5組(2年5組)の男子生徒であり、SOS団団員その1(雑用、平団員)。身長170cm。全作品を通しての語り手[2]でありツッコミ役も兼ねる、涼宮ハルヒ絡みの厄介ごとを背負い込む苦労人。「キョン」というのはあだ名で、彼の叔母が彼の本名をもじって呼び、それを彼の妹が広めたもの。実際の本名は作中で一度も呼ばれたことがないため不明だが、「どことなく高貴で壮大なイメージを思わせる」(『驚愕』佐々木談)名前らしい。ネットでは「清」が有力?
家族構成は両親と妹。第5巻『暴走』収録「エンドレスエイト」では甥と姪がいることが明らかになっており、上の兄弟がいることも示唆されている。
もともと子供の頃に宇宙人や未来人、幽霊、妖怪、超能力、悪の組織などといった非日常の存在に憧れていたが、中学を卒業する頃には、実際にはそんなものはいるわけがない、という認識にほぼ落ち着いていた。
ところが北高に入学して涼宮ハルヒと出会ったことをきっかけに本当に宇宙人、未来人、超能力者と遭遇することとなり、図らずも非日常の存在とともに非日常な出来事に巻き込まれるという日々を送ることとなった。
性格
事なかれ主義で「やれやれ」が口癖。制服のシャツを出した服装が特徴的。理屈っぽくよく愚痴をこぼすが人付き合いは良くお人好しで、慎ましく生きようとする常識人。良くも悪くも平凡。SOS団内で学業の成績は一番悪く、定期試験の結果は赤点ギリギリである。過去に女性と付き合った経験はない(と自覚している)。しかし、朝比奈みくるに対しては「付き合いたい」ともらした事もあり、みくるにデートに誘われた際には大喜びしていた。
「機関」の調査によれば、間違いなくどこにでもいる普通の人間であり、実際、他のSOS団員のような非日常な能力は何も持っていないが、ハルヒに選ばれた人間として、重要視されている。実際、クラスでもハルヒと普通に会話できるクラスメートはキョンぐらいであり、SOS団内でもハルヒに対して面と向かって本気で叱責できる人間はキョンだけで、他のメンバーはそのような行動を取らない。
当初はSOS団の中でも一般人として傍観者の立場を決め込んでいたが、第4巻『消失』をきっかけに、自分がSOS団として活動する非日常な世界を楽しんでいたことに気づき、そのことを受け入れた。その後は自分が「当事者」として非日常を含む現在の世界を積極的に守る側にいることを自覚している。

涼宮ハルヒの消失 ねんどろいど キョン消失Ver.(ノンスケールABS&PVC塗装済み可動フィギュア)

涼宮ハルヒの憂鬱 超月刊キョン&古泉 (NEWTYPE HARUHI COLLECTION)

涼宮ハルヒの憂鬱 キョン キャラクターソング


涼宮 ハルヒ(すずみや -) 声 - 平野綾

ハルヒ、団長、SOS談、涼宮ハルヒの憂鬱

メインヒロイン。北高1年5組(『分裂』より2年5組)の女子生徒であり、SOS団団長。身長158cm。キョンと同じクラスで、キョンのすぐ後ろの席に座る。入学当初は腰まで伸びるストレートヘアで曜日ごとに髪形を変えていたが、キョンにそのことを指摘されて以降は肩にかかる程度の長さで揃えている。黄色いリボン付きカチューシャがトレードマークで、小学校時代から愛用している。
黒髪黒目の美少女で、学業の成績は学年上位に位置しており、身体能力も高く入学当初はどの運動部からも熱心に勧誘されていたほど。また料理、楽器演奏、歌唱]など多彩な才能を持っており、キョン曰く「性格以外は欠点は無い」。
性格
唯我独尊・傍若無人・猪突猛進かつ極端な負けず嫌いであり、「校内一の変人」としてその名は知れ渡っている。感情の起伏が激しく、情緒不安定になりやすい。また、退屈を嫌っており、何か面白いことをいつも探している。己の目的のためには手段を選ばず、時には恐喝や強奪まがいの行為に及ぶこともある。自分の都合のいい言葉しか耳に入らず、それ以外の言葉は聞き流す。普段は自分勝手でエキセントリックな性格が目立つが、根底には常識的な感覚も持ち合わせており、宇宙人等の不思議な存在がいて欲しいと思う反面、そんなものはいるはずない(少なくともそう簡単に見つかるはずがない)とも思っている矛盾した思考形態を持っている。「恋愛感情は一時の気の迷いで精神病の一種」という持論を持つが、キョンの言動によって極度に大きく機嫌が左右されたり、キョンの過去の恋愛をやけに気にしたりしている。キョンがみくるに鼻の下を伸ばすと声を荒げて咎める。
実は世界に影響を与えるほどの巨大な力を持っている。
ハルヒの力
長門は「自分の都合の良いように周囲の環境情報を操作する力」「何もないところから情報を生み出す力」であり、そのためにハルヒは「自律進化の可能性を秘めている」存在であると考えている。また、古泉は、「どんな非常識なことでも思ったことを実現させる」という、神にもなぞらえられるほどの力であると認識している。一方、朝比奈みくるが所属する未来人の組織は、ハルヒの力は「世界の仕組みを変えるもの」ではなく、もともと存在する超自然的な存在や現象を自覚無しに発見する力であると考えている。いずれにせよ、ハルヒ本人は自分の持つ巨大な力を全く自覚していない。また、強い不満やストレスのために精神状態が不安定になると無意識に「閉鎖空間」を発生させる。

涼宮ハルヒの詰合 ?TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」劇中歌集シングル?

涼宮ハルヒの憂鬱 超月刊ハルヒ

figma 涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒ 制服Ver.

 


長門 有希(ながと ゆき)声 - 茅原実里

長門有希、SOS団、涼宮ハルヒの憂鬱

北高1年6組(『分裂』より2年)の女子生徒であり、唯一の文芸部員。身長154cm。ハルヒが文芸部室を乗っ取った際、SOS団団員として組み入れられた。ハルヒ曰く「SOS団に不可欠な無口キャラ」。きわめて口数が少なく、表情もいかなる状況においてもほとんど変化が見られない。いつも何かしらの本を読んでいる。谷口曰く「容姿はAランク-(マイナー)」。自宅室内を含むほとんどの場面で北高の制服を着ており、冬場はその上にダッフルコートを着る。小柄で細身の体型で、、当初は眼鏡を着用していたが、キョンに「眼鏡をしてない方が可愛いと思うぞ」と言われ、それ以降は眼鏡をかけなくなった。
正体
情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースであり、通俗的な用語を使用すると、宇宙人。情報の操作を得意とし、環境を改変したり再構成したりすることができる。通常の人間なら即死してもおかしくないほどに肉体が損傷しても、情報操作能力により自力で再生させることができる。また、平時の動作は基本的にゆっくりだが、いざというときには常識の範疇を越える運動能力を発揮する。SOS団の中では飛び抜けて万能であり、メンバーからの信頼も厚く、キョンは彼女を「SOS団の影の実力者」と呼んでいる(『陰謀』)。
北高の最寄駅近くにある分譲マンションの708号室で1人暮らしをしており、第1巻『憂鬱』ではキョンを自室に招き入れ、自身の正体を明かしている。それ以後もキョンは何か問題が起こると、しばしば長門の部屋を訪れて助けを求めている。長門もキョンが相手のときにもっとも言葉数が多くなり、基本的にキョンの言うことには素直に従う。行動の最終的な判断をキョンに委ねることも多い。
『消失』の後、より自律的に活動をしたいという考えから、自身の異時間同位体との「同期」など自らの能力の一部を意図的に封印し、その解除権限および地球上での情報統合思念体の総意の代表という役割を喜緑江美里に譲渡した。キョンはいつか長門がふつうの女子高生になる日は遠くないのではと推測しており、それを願っている。
鶴屋さんからは「長門っち」「有希っこ」などと呼ばれている。

 

figma 涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 制服ver.

涼宮ハルヒの憂鬱 超月刊長門 (NEWTYPE HARUHI COLLECTION)

TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」 キャラクターソング Vol.2 長門有希


朝比奈 みくる(あさひな - )声 - 後藤邑子

朝比奈みくる、みくる、SOS団、涼宮ハルヒの憂鬱

北高2年2組(『分裂』より3年)の女子生徒であり、SOS団副々団長兼書記(SOS団専属のメイド兼マスコット)。身長152cm。ハルヒが「ロリで巨乳な萌えマスコット的キャラ」として拉致してきた。外見は童顔で小柄(SOS団の中でもっとも身長が低い)、かつグラマーであり、舌っ足らずで幼い感じの喋り方をする。動作もどこか子供っぽく、ふわふわとした印象を与える。超美少女であり、北高のアイドル。髪は栗色のロングヘア。左胸の上に星形のほくろがある。運動神経や腕力は優れているとは言いがたく、野球のバットすらまともに振ることができない。
性格
真面目で優しく、素直。またシャイで気が小さいところがあり、特に名目上一学年下の長門に対しては恐縮し、遠慮がちな態度を取る。ハルヒにオモチャ扱いされ、毎回様々なコスプレをさせられている。ハルヒの思いつきに振り回される被害者である。しかし、今では強制されたはずのメイドやお茶くみについて勉強したりと、努力家の一面を見せつつ、現在の立場をそれなりに楽しむようになってきている。多少ドジッ娘で天然なところがある。
正体
はるか未来から来た未来人でハルヒの監視係だが、まだ研修生以下の見習いレベルでほとんど権限が無く、ハルヒとの接触も想定外の事だったらしい。そのため未来の情報について話せないことが多く、その場合は「禁則事項です」と返答する。権限が無いこともあってか、未来人の組織から命令を受けるときもするべき行動以外には何一つ状況を知らされていないことが多く、パニックに陥ることもしばしば。長門や古泉のように特別な力というものもほとんどなく、脳内に無形で存在するTPDDを利用した、限定的な時空移動しかできない(しかも利用は任意ではなく許可制)ため、能力的にはほとんど普通の人間である。未来人であるが故か、今の時代では当たり前のことも知らないことが多い。
朝比奈さん(大)
みくるの数年後の姿で、ずっと背が伸び、スタイルもさらに良くなっている。キョン曰く「見る者全てを恋に落とす美貌を持つ」「大人モードの朝比奈さん」。キョンは、朝比奈さん(大)が朝比奈さん(小)の上司なのではないかと疑っている。基本的にキョンや長門の前にだけ出現し、ハルヒは勿論のこと、朝比奈さん(小)には存在自体が秘密になっている。なお朝比奈さん(小)と同様、長門が苦手な様子。

 

涼宮ハルヒの憂鬱 超月刊みくる

TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」 キャラクターソング Vol.3 朝比奈みくる

Figma 涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈みくる 制服ver.


古泉 一樹(こいずみ いつき)声 - 小野大輔

古泉一樹、SOS団、涼宮ハルヒの憂鬱

北高1年9組(『分裂』より2年9組)の男子生徒であり、SOS団副団長。身長178cm。高校1年の5月という半端な時期に転入してきたことから、ハルヒに「謎の転校生」としてSOS団に勧誘された。いつも微笑を浮かべ穏和な、しかしどこか胡散臭い物腰をしており、同級生に対しても常に敬語を使う。在籍している1年9組は、理数系の特別進学クラス。頭も運動神経もよく美形でもあり、女子生徒からの人気は高い様子。
正体
3年前にハルヒの能力によって突如覚醒した超能力者であり、その集団である組織・「機関」に所属している。ハルヒの精神状態の不安定が原因で発生する「閉鎖空間」への侵入と、その中で破壊活動を行なう「神人」を倒す能力をもつ。閉鎖空間と類似の異空間においても戦闘能力を発揮できることがあり、第3巻『退屈』収録の「ミステリックサイン」にてコンピ研部長の自宅に発生していた異空間に入った際、発揮できたのは本来の10分の1の力ではあったが、巨大な怪物カマドウマを難無く撃破している。ただし超能力者と言っても上記以外の特殊能力はないため、通常時は普通の人間と変わりない。
職務に関連してハルヒの精神面に気を配っており、彼女の内心をそれとなくキョンに伝えることもある。ハルヒを刺激することを避けるため基本的にイエスマンで、ハルヒには自分の意見をあまり言わずに曖昧な態度を取ることが多い。ただし本人曰く、現在の性格や表情などは「ハルヒの願望」に沿った演技であるらしく、そうした演技を強いられる不満をキョンに漏らしたこともある。また、意外にも字は乱暴と呼べるほど悪筆。
ボードゲームなどのアナログゲームが好きで、その割に弱く、キョンと勝負するといつも負けている。物語の中では「解説役」のポジションにある。哲学や文学理論、自然科学など幅広い知識を持ち、長門の難解な説明も理解できる。その知識を利用して、自分たちの置かれている状況や問題解決のためのヒントを解説する役割を担っている。それでも、何か解決しなければならない問題が発生したときには、その知識と理解力、そして「機関」の力を生かしてキョン、長門と共に進んで解決策を講じようとする。

涼宮ハルヒの憂鬱 古泉一樹 キャラクターソング

Figma 涼宮ハルヒの憂鬱 古泉一樹 制服ver.

涼宮ハルヒの憂鬱 ねんどろいどぷち 涼宮ハルヒの憂鬱#03 BOX


参考

ウィキペディア
『涼宮ハルヒの観測』


 
inserted by FC2 system